栄養素>ミネラル特集！クロムの役割

ミネラルの一つであるクロムは、糖質の代謝・コレステロールの代謝・
結合組織代謝・たんぱく質の代謝の維持など、主に代謝の役割が多いです。
またクロムには、血糖値をコントロールするインスリンの働きを活性化する
働きもあります。その為、糖尿病の予防や中性脂肪やコレステロール値を
改善するとして、期待されています。

クロムは『三価クロム』と『六価クロム』の二種に分類されています。
六価クロムは人為的に作られる物で、非常に毒性が強く人体や環境に
非常に有害なクロムです。
一方、三価クロムは人間が健康的に生きていくために必要不可欠な物です。
食品に含まれるクロムは三価クロムです。
また、サプリメントによく使用される、ピコリン酸クロムも三価クロムです。
六価クロムはあくまでも人為的に生成されるものです。

クロムが不足すると、高血圧・動脈硬化・疲労感・子供の成長障害
などの症状が現れることがあります。また、インスリンの働きも低下
しますので、血糖値が高くなり糖尿病の発症率が高くなります。
ですが、日本人の通常の食事では、不足になることはまずないです。
海藻・そば・魚介類・肉類などに含まれています。
過剰に摂取すると、嘔吐・腹痛・下痢などが起こることがあります。