栄養素>ミネラル特集！鉄の役割

鉄分は人間の体に必要な5大栄養素の１つである、ミネラルの一種です。
体内に取り込まれると、全身に酸素を運ぶ赤血球の主成分である
ヘモグロビンとして働きます。不足すると、立ちくらみなどの
貧血症状が出ます。若い女性は特に不足してしまう傾向があります。

鉄分の摂取が滞ると、肝臓に貯蔵されていた鉄分が次々と使用され、
やがて不足してしまいます。鉄分が不足している状態では、通常の
ヘモグロビンより濃度の薄いヘモグロビンとなってしまいます。
すると、通常より少ない量の酸素しか運べなくなってしまい、
貧血の症状が起こってしまいます。特に女性は月経があるので、
男性に比べ不足しやすいです。
この不足状態が続くと、心臓に負担がかかってしまい心肥大や
心不全につながってしまいます。

前述通り、不足はよくありませんが、過剰もよくないです。
余分な鉄分は、ある程度は肝臓に蓄積されます。
ですが、蓄積のキャパを超えてしまうと、血液に混ざって体内を
流れるようになります。すると、血液はいたるところで酸化して、
体中で『活性酸素』が発生します。活性酸素とは、人間の老化の
原因となる物質です。ガンをはじめ、様々な病気を生みだす要因と
されています。